2012年1月27日金曜日

ジャンクヌードルが地味な場所を変革?


「三丁目の夕日64」のリアルビルです
 アキバの昭和通口から徒歩1分の場所に建つ「第二東ビル」が竣工したのは1964年10月です。鉄骨鉄筋コンクリート/地上9階・地下1階で、高層階の坪賃料は一応1万1000円程度、1階部分はその数割増しといったところだと思います。ちなみに1964年10月10日は歴史に刻まれている日でもあります。第18回夏季オリンピック・東京大会、はい、あの東京オリンピックの開会式が行われた日なのです。約半世紀なのに、小生は東京の上空にブルーインパルスが描いた、ちょっと歪んだ五輪の飛行機雲を覚えています。老朽ビルに入りそうでも、この賃料は、JRの駅至近だからですね。


ビルに入るのに勇気がいるかも
 老朽ビルとは失礼でないかと抗議されるヒトもいるかと思いますが、ソレが原因で解体・建設工事に入っているラジ館の築年をご存知でしょうか? 「第二東ビル」の2年前、1962年11月なのです。ラジ館とほとんど変わらない歴史を持つこの老朽ビルですが、ソレでも数多くのアキバ通が数多く通われています。地下1階の居酒屋「村役場」は、パソコン通信時代からのオフ会に利用されてきましたし、FREESPOT設備をアキバで最も早くから導入した場所だと思います。ニフティやアスキーネット関連で、コチラに通われたとしたら、若くても年齢は50代かも知れません。


通路はこんな具合です
地味なビルに二郎呪文と伸びる行列
 1階の「ヒカリカメラ」は、創業1961年というアナログカメラを取り扱う老舗です。入り口近くのショーウィンドウを陶然と見つめている中年紳士が絵になります。いつの間にか、同様の銀塩カメラ取扱店が見られるビルになっています。やはり1階の「ワイケー無線」は、ガード下のラジオセンターから成長した防犯関連電気機器の老舗です。同店に関して、小生はいろいろな噂を聞いています。噂ですので信用しないでください。某国のスパイが定期的にワイケー無線で取り扱う先端機器情報を、大使館を通じて本国に報告しているの類いです。アキバの色濃さを象徴していますねえ。


 いままで地味な存在であった「第二東ビル」が、現在、一部のヒトたちに注目されています。2011年02月21日に、1階のビミョーな(駐車場寄り)位置に開店した「麺処 MAZERU」の行列が、長くなっているのです。二郎インスパイア系“まぜそば”は、事前オーダー制で、ソレを知らなければ、「どう注文するんですか?」と訊きましょう。恥ずかしがることはありません、二郎DNAの野菜、にんにく、からめ、油などのましましトッピングは、しばらく通わなければ、どなたも一瞬ぽかんとするんです。同店の行列の長さは、地味なエリアを再認識させる可能性に満ちています。



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