2012年1月6日金曜日

世界中が“福”を求めている


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2012年も断トツの集客力ならヨドバシアキバ
知らぬが仏という言葉があります。年末年始の商戦は、アキバだけでなく、日本全国の小売店が躍起になりますが、どうして、そうなのかと調べれば、公務員の皆様からのお金が落ちる時期と重なるからなのです。新年の初売りも同様で、封建時代からの風習が現在にまで残存したと考えるべきです。公務員の皆様が働く官公庁は、1980年代まで1月4日が“御用始”でした。いかにもな言葉ですが、現在でも、使う地方があります。以前の初売りは1月4日を意味していました。1月2日に転じたのは、365日24時間営業のコンビニやファストフード店が増えたからです。正月三箇日はお休みという時代が終焉を迎えています。


おいしい福袋は完売です
アキバの老舗に締切を与えたヨドバシアキバは、元旦から高い集客力を見せています。画像のように、ヨドバシ独特の福袋を求めるヒトは、朝イチの電車でアキバに向かい、開店時間前には行列が長く伸びます。この数年間、新商売に定着した転売屋が、アジア人を使って、個数限定品の買占めを試みています。そんなイビツな支援もあるからか、ご覧のように、ヨドバシアキバの福袋は、どれも完売になりました。ちなみに、福袋の発祥は大丸百貨店が江戸時代に端切れなどの袋詰めしたことからです。ヒトは限定品に弱いものです。新年早々の“福”ならばと、中身な何なのかも忖度せずに、財布の紐を緩めるのです。


ココもお正月から満席でした
ヨドバシアキバの福袋はお得感が高いとの評判がありますが、ユニークで存在感を示すアキバのショップもあります。あの“不幸袋”を売るショップではありませんが、福袋には不良在庫の処分という性格を持たせるケースがあります。この場合、ショップの在庫処分だけでなく、メーカーから依頼されるときもあると知っておきましょう。毎年、11月中の商談で、福袋向け商材を相談されるのです。メーカー側も在庫処分を前提にしていますから、利益を前提にしない卸し価格を呈示してきます。あの魔法瓶会社、あの時計会社、あの雑貨会社というように。“あの”の会社名は、皆さんの想像にお任せします。


商売の神様に“福”を求めます
ところで、アップル直営店の「Apple Store」も福袋販売を世界中で展開しています。コレは「Apple Store 銀座店」が、2004年正月に福袋を販売したことに起因しています。日本で好評ならばと、アメリカの旗艦店舗の新規オープンで“lucky bag”なる福袋を売るようになったのです。日本の福袋同様、中身が分からないケースでは“mystery bag”と呼んでいます。2012年のアップル福袋を求めて、銀座店には、極寒にもめげず、前日から並んだ勇者もいたそうです。そういえばヨドバシアキバの福袋を求める常連さんは、「必需品はホカロンです」と笑っていました。春節福袋を売る香港や台湾もありますから、日本発のアイデアもバカにできないと分かります。


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