2011年12月19日月曜日

世界のファストフードもアキバで試される


マックを意識するより日本に馴染みましょう
 食事は文化であり、各々の国の地理的環境や民俗習慣が容認と拒絶を繰り返します。アメリカが得意とするファストフードですが、1970年代初頭の日本が、コレを容認するようになった理由は? 小生は、「女性の家事からの解放と人々の時間意識の変革とエエかっこしいからだ」と考えています。ハンバーガー、フライドチキン、ドーナツなどは、どれも子供っぽい味です。美味を語るより、便利や恰好から選択すべき食べ物です。食べ過ぎれば栄養が偏ることは、大半の日本人が知るところでも、ファストフードを利用すれば、炊事の手間と時間の有効活用が可能になるのです。食事の本質を忘れても、飢えない時代に入ったのです。
 
オプション注文は評価しますが
 ただし、国内事情から指摘すれば、アメリカ式ファストフードは新参者です。広告収入が前提の報道は、「旨い」「安い」「早い」を強調します。テレビ番組は、新メニューが出れば、また旨くなったと煽ります。煽られたヒトは食べに行きましょう。でも、「お前ら節操があるならば、日本のファストフードを見直さんかい!」と小生は感じています。そうです、寿司・天麩羅・立ち食い蕎麦・饂飩は、江戸または明治の時代からあったのですから。牛丼・ラーメン・カレーとて、ファストフードチェーンよりも歴史が長いだけでなく、上場企業まであり、味の奥行きも違います。
 
二度と轍にならない精進を
 企業の広告宣伝費からポロポロ落ちるお金目当てから生まれた流行食がファストフードの本質と断じます。ソレならと、世界数千店舗の出店実績から日本市場の攻略に出る企業は、過去のハンバーガーチェーンの失敗の轍を踏みますね。日本人の舌は、騙されたフリはしても、本質を隠し続けます。バーガーキングウェンディ―ズが、過去の失敗を学習して、日本での企業活動を再開しました。どこまで学習したかは、今後のお手並み拝見ですが、100円マックに対抗できぬなら、またも轍の仲間入りと、バッサリ斬っておきます。「なにを!」と思ったら、街見て精進しなさい。
 
 世界のマクドナルドも日本では王様になれません。歴史の重みが違うのです。下町の路地裏を歩けば、現在もなお、定食屋が健在です。そんな場所は知らない不勉強者は「あきば食堂」で食べなさい。同等の定食屋は日本各地の市場周りにあり、栄養まで踏み込んだ献立の選択を可能にしています。観察すべき場所は、まだまだあります。回転寿司、弁当屋、焼き鳥屋、パン屋、惣菜屋、デパ地下、コンビニなど。かくも豊富なファストフードを抱える国が他にありますか! 江戸時代に流行した寿司や蕎麦の屋台食からして、日本人はファストフードを常食代わりにしてきたんだヨ!




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