2011年11月13日日曜日

「だるまのめ」とラーメンビジネス


豚骨ラーメン「だるまのめ」秋葉原店
 アキバに飲食店が急増したのは、秋葉原再開発と無関係ではありません。アキクロの完成は、アキバに出入りするヒトの数を増やしました。“ホントかよ”と疑義を呈するヒトは、JR「秋葉原」駅の乗降客数 を調べてみましょう。JR、東京メトロ、都営地下鉄、TXなどを使ってアキバに出入りするヒトの総計は一日あたり25~30万人程度と推察しています。コレだけのヒトの胃袋をビジネスチャンスと考えたフードサービス業者は数多いことでしょう。20世紀のアキバは外食する場所の少なさを嘆きましたが、21世紀に入ったアキバは飲食店の選択肢の多さに戸惑うことでしょう。
 
昼食時は行列覚悟です
 アキバをラーメンやカレーの激戦区のように表現するメディアがあります。ご指摘通りで、その数は21世紀に急増しました。外食チェーンの「ユウシン」が運営する「だるまのめ」秋葉原店も、そんななかの一軒です。ユウシンはココ以外にも、「どんどん」、「鉄板王国・ステーキ王国」をプロデュースしています。同店がアキバにオープンしたのは2003年8月で、それ以前は牛丼屋「とんとん」でした。アキバを驚かせたのは、オープン当初にできた長い行列で、アレから8年目を迎えた今日も、昼食時に行列を作らせるのですからから、出店は成功だったといえそうです。


大きな提灯が目印です
 飲食業界には「粉屋は儲かる」なる言葉があります。ラーメン店も“粉屋”であり“成功すれば”低原価で高収益を得られるとの指摘があります。飲食店ビジネスは客数と回転率とオペレーション速度で決まります。あれれ、「味」は? もちろん、味は料理の基本ですが、味で勝負するラーメンはホンの一部です。築地市場に行って、業務用のラーメンスープ、プロ仕様旨味調味料を使えば、後はトッピング具材次第だとか。東京の8割のラーメン店は、そんなお店と指摘する業界通を知っています。「だるまのめ」は、激戦区で生き残っていることからして、真っ当な2割に属するのでしょうね。



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