2011年11月4日金曜日

繁華街で根強く生き続けられる古典ビジネス

なんだか分からないけど楽しい入り口
 浅草の仲見世通りには、おみやげさんが多数並んでいます。東京タワーやアキバの免税店のおみやげ売場にも共通していますが、あの無理なディテールの文鎮を、子供の頃に欲しがっていたことが記憶の片隅にあります。どんなディテール? はい、富士山の横に東京タワーが立っていて、その前には新宿の高層ビルがあり、新幹線が走っているといった奇天烈です。外国人観光客のために日本のシンボル的なモノの“ごった煮”を作ったのですかねぇ。ヨドバシアキバの免税品コーナーでも類似品を見つけることができるでしょう。


外国人が好きそうなTシャツ
 JR中央・総武線「水道橋」駅東口改札口を出て左折すると、神田川を渡るコンクリート橋があります。橋を渡り外堀通りを左折したノナカビル2Fに、1995年7月、チケットショップ「大黒屋」水道橋店ができました。同年10月、同店店長の野中靖史さんが、ココを本社に株式会社野中を設立しました。大黒屋のノウハウを吸収したからでしょうか、2000年8月、大黒屋のフランチャイズを卒業して、野中さんは同じ場所を「神保町チケット」に屋号を変更します。また、このビルを取得して、2000年12月、株式会社野中が誕生させました。


 小生は同ビル1Fに、2001年3月まで、たこ焼き屋「京たこ」があり、その後、「たこ坊」になったことを知っています。ビジネスは成功続きのようで、2002年12月、アキバにチケットショップをオープンさせました。コレが「チケット太郎」です。アキバで駅至近のチケットショップならば、まず、ココです。2004年7月、チケット太郎の階下、つまり1階に雑貨店をオープンさせました。現在に至る「わくわく太郎のよろず箱」の開店です。このビジネスは外国人観光客に受け、2004年8月、水道橋の「神保町チケット」内にもわくわく太郎のよろず箱を設けるようになりました。


小生も買おうと思ったくつした
 電脳街の衰退期のアキバは、バブル崩壊で傷ついた老舗だらけとなり、ソコに消費不況、デフレ不況、円高不況が鎮座しました。アキバのあちらこちらで、ショップのガラポン状態が続き、脱電器製品の様相が見られ、さらに異業種の流入が相次いで起きました。ヨドバシアキバという黒船の急襲は、アキバの老舗に別離を告げさせる決定打でした。中央通りと明神下通りの交差点にも、チケットショップ「大黒屋」もできています。この古典的ビジネスは、利幅は薄くとも在庫の換金化が容易なので、繁華街で根強く生きぬくことでしょう。


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