2011年6月14日火曜日

めぐるめぐるよ時代はめぐる

ラジオ会館1号店はアキバ一等地
 6月10日にオープンした新「秋葉原ラジオ会館1号館」ですが、この場所はアキバでは一等地ですから、入居テナントも安心でしょう。事実、某店で働く知人店員は、「こっちに入れてよかったですよ、2号店じゃ売り上げに響きそうですから」と話しました。画像でお分かりのように、相変わらず、「世界の秋葉原」ラジオ会館というむずがゆい惹句になっています。以前、「日本IBMという名称って笑えるよね」と話したPCパーツ店の店員がいましたが、まっ、その手の矛盾は笑って受け入れましょう。
 
 小生が子供の頃から通い続けたラジオ会館は、アキバのその日その時に流行ったモノを見守り続けました。アキバは戦後のラジオ・無線街、朝鮮戦争特需からは家電街、白物家電の普及率の高まりに合わせて音響街、ウォーキングステレオ市場が成熟すれば電脳街、だれもが持つべきモノを持ったらサブカル街へと転生しました。まさに、アキバ転生史。アキバの奥深さは、流行が終わっても、その残土が堆積しているところです。スーパーファミコンでさえ、いまだ店頭で売られているどころか、真空管も立派に流通しています。
 
1階では線量計も予約販売中
 旧ラジオ会館は東京都の厳しいご指導もあり、今夏から閉館・取り壊し・新ビル建設へと向かいます。工事の終了予定は2014年ですが、その間、入居テナントにあてがわれたのが「秋葉原ラジオ会館1号館」「秋葉原ラジオ会館2号館」です。ラジ館のHPを見ますと、「秋葉原ラジオ会館3号館」は洋服屋さんビル「AOKI」の裏側、旧屋台村の駅寄り、ダイビルの隣りにできます。コチラのほうが2号店より立地は上でしょう。現在のラジオ会館を代表するモノは、フィギュア・同人誌・トレカなどのサブカルグッズとセキュリティ関連モノです。2014年の代表グッズとイコールになるかどうかは不明です。未来のことはだれにも分かりません。

 イエローサブマリン、アゾンインターナショナル、ホビーステーション、宇宙船、ハビコロ玩具などが安泰でいられるかどうかも同様です。消費者心理は自由気儘なのです。中高生がレアモノトレカにいつまで夢中になってくれるのか、東北大震災や福島第1原発事故といったマクロ要因がブームを変えはしまいか、アキバだけでなく、メーカーから小売店まで戦々恐々としているイマがあります。ラジ館1号館の店内には、まだ、空きスペースがありますし、2号館は新テナントを募っています。3号館には入居するテナントも楽しみです。今後の数年間は、将来の日本に大きな影響を及ぼす可能性があります。新・ラジ館内から、ソレを見出せる可能性もあるのです。

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