2011年4月4日月曜日

アキバが好きだから書いてしまう

 以前、千代田区副区長が代表取締役に就任している秋葉原タウンマネジメント(以下、Akiba TMO)をご案内したことがあります。2011年4月4日現在のキャッチフレーズは「みんなで協力 安心・安全、魅力的な秋葉原 地域の皆さんや、秋葉原を訪れる方たちの力を借りながら、秋葉原をより魅力的にするために、私たちは活動します」となっています。安心・安全を遵守させながら、魅力的な街にさせることは困難な事業です。そう、厳重な監視下で管理再開された歩行者天国初日、小生は“安心・安全”に恐怖感を覚えました。
 
今日も利用者なしの柱巻広告(クリックで2段階拡大)
 小生が何をしているカイシャだか分からんと書いたからではないでしょうが、現在は4事業に集約されたようです。Akiba TMOの発表に従えば、美観推進事業、交通・治安維持事業、施設・地区整備事業、地域活性化・産業創出事業です。ちっとも4つではないと小生は感じましたし、下手すると民業圧迫になりかねない危険性もありそうです。また、実際に見えている活動は、Akiba-i、Akiba-Smile!、広告事業です。では、財務諸表は開示されたかな? うーん、同社のHPを調べる限り、まだのようです。何故なのでしょうか?
 
 各事業は具体的に何をしているのでしょうか? Akiba-iは、秋葉原タウンマネジメントが運営する、アキバ情報サイトになっています。アキバ情報サイトならば、ゴマンとあるように感じるのですが、コチラは、公共情報、イベント情報、店舗情報などを発信しています。また、会員になってアンケートや清掃などに協力したヒトにはAkiba-iポイントを発行しています。Akiba-iポイントがたまるとオリジナルグッズがもらえるとか。
 
 Akiba-Smile!はアキバの安心・安全を高め、街に笑顔を創出するプロジェクトです。例の清掃活動もプロジェクトの一環です。ちなみに、清掃ボランティアに参加するとき、IC乗車券カード(SuicaやPASMOなど)か、電子マネーカードを持参すれば、Akiba-iポイントが付与されるそうです。そうそう、東日本巨大地震の影響と余震の関係から、安全確保のために、スマイル清掃活動は当分の間中止です。ベルサール秋葉原の片隅を借りれば、安心・安全に被災地に送る救援物資収集活動くらいできそうですが。
 
営業・管理はAkiba TMO(クリックで2段階拡大)
 広告事業はどうでしょう? アキバ・メディアと称して、秋葉原の公共空間を有効に活用し、アキバを使ったプロモーションを行うときに、その有効性を発揮させるそうです。アキバ・メディアの設置場所は、まさに千代田区の支援がなければ無理という一等地です。何せクロスフィールドのアキバ・ブリッジまで広告媒体ととらえ、高い料金設定がされています。
 
 Akiba TMOはアキバ・メディアの営業・管理を担当していますが、画像で分かるように、街の景観を悪くしています。Akiba TMO側の発表によれば、コレは「中央改札口 TH-01 東側広場柱巻」と呼ぶそうです。広告料金は14日間(8基16面)で180万円(税別)です。腹巻ではなかった柱巻が設置された初期には広告を見ましたが、茶色い邪魔者が自転車置き場と交錯して、歩行者の邪魔になるときがあります。営業・管理は民間委託したほうが、効率が上がるだろうと小生は考えています。

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