2011年4月2日土曜日

地味な優良企業がアキバにある

アキバのサタケ東京本社(クリックで2段階拡大)
 中央通りの末広町寄りに「サタケ」という看板を掲げたビルがあります。ココは広島県東広島市に本社がある「株式会社サタケ」の東京本社なのです。同社は食品産業総合機械を販売したり、自社が食品メーカーでもあります。どうしてこんな場所にビルを建てたかといえば、神田青果市場に近かったからですね。初代社長の佐竹利市氏は、1896年、日本初の動力精米機を考案して、販売を始めました。穀類加工分野で注目されている企業で、たまにテレビ番組などでも紹介されるときがあります。
 
 2代目社長の佐竹利彦氏は精穀理論を構築しました。現在の精米技術の基礎をサタケは提案し、食品加工機械の先端技術を開発し続けています。また、湯を注ぐだけで食べられるご飯「マジックライス」という食品を1995年に開発し、その販売もしています。アキバのサタケの入り口に、自動販売機がありますが、このご時世でしょうか、小生が見たときは、すべて売り切れていました。ちなみに、カタカナの「サタケ」は2001年からの称号です。以前は佐竹製作所でした。
 
 広島大学にサタケメモリアルホールがあります。ココは、広島大学創立50周年を記念するシンボル的な建物です。グランドピアノをイメージした外観で、1000人を収容できます。ホールは、学会などの学術交流の場、音楽や演劇などの芸術活動の場、同窓会や学生の課外活動を支える場、地域交流の場などに使われています。ホール建設では、同窓会を主体に募金活動をしましたが、集まった資金は知れた金額でした。サタケの当時の代表だった佐竹利子氏が、多額の寄附の申し出たのです。

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