2011年4月1日金曜日

ヘルツに大英断を表明しなさい!

非常食(クリックで2段階拡大)
 日本は同一国内にも関わらず、交流電源の周波数を東日本は50Hz、西日本は60Hzとするおかしな国です。明治時代、東京電燈と大阪電燈間の直流・交流論争が現在まで先送りされた結果です。1887年から直流送電を行っていた東京電燈は、交流の優位性の高まりに対して直流から交流への転換を決め、50Hz仕様のドイツ・AEG製発電機を導入しました。


LEDライト(クリックで2段階拡大)
 関西では1888年設立の大阪電燈が東京電燈と対立、当初から交流送電を選択し、60Hz仕様のアメリカ・GE製発電機を採用。現在の9電力体制になってもHzの統一化を推進しなかったのです。東京電力関西電力の確執は、実は敗戦後に一時期、統一Hzにするという動きがあったのです。実現しなかった理由は現在では闇の中となりましたが、今回の大震災から、将来に向けて学習すべきときがきたと考えた政治家が何人いるでしょう?
 
乾電池(クリックで2段階拡大)
 東日本巨大地震で東京電力福島第一原子力発電所や火力発電所が被災し、東京電力管内で計画停電が実施中です。市民生活などに影響が及ぼす問題が発生しているなか、中部電力は31日、東電と中電で異なる電気の周波数を変換する周波数変換設備(静岡県東清水変電所内、静岡市清水区)の変換能力を、5月の大型連休明けまでに従来の10万キロ・ワットから13万キロ・ワットに引き上げそうですが、いまこそ全国のHzを統一すべきときです。そうすれば、非常時の電力供給に役立ちます。そのための節電や自粛ならば、国民も納得します。


簡易トイレに簡易寝袋(クリックで2段階拡大)
 東日本と西日本では現在も電気の周波数がそれぞれ50Hz、60Hzに異なり、富士川以東の東電と以西の中電では、周波数変換しなければ電力の融通ができません。周波数変換設備は、現在、国内に3か所だけで、総計100万キロ・ワットに過ぎません。親方日の丸の電力会社の親方である政治家が、なぜ同一Hz移行を表明しないのですか? 今回の東電原発問題が長引けば、必ず、日本経済が疲弊します。今回の大震災の教訓を生かしましょう。アキバは計画停電対応のモノに溢れはじめましたが、Hz統一が実現すれば、コレも不必要になります。

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