2011年3月24日木曜日

老朽ビルは無事だった

アキバコタワー(クリックで2段階拡大)
 2011年3月11日14時46分、そう、あの地震が発生したとき、小生は自宅で原稿を書いていました。突然、横揺れを感じたかと思うと、デスク近くのペンダント照明が大きく揺れ始めました。隣室にいた娘が、「地震よ」と声を出しました。小生は、「こういう横揺れの地震は長くなるから気をつけて」と冷静に解説していました。「上からモノが落ちてこない場所を確保しなさい」。即、リモコンでテレビの電源オン。報道番組をやっています。落下物に気を付けながら、画面を食い入るように眺めました。そして次に心配したのが、アキバの老朽ビルです。ラジ館は大丈夫か?


 アキバには「震度5の恐怖」というエポックがあって、深夜などに震度5の地震に遭えば、翌日は、売場によって商品が床の上に散乱するのです。今回の地震は、まさに震度5強! 後にアキバで聞いた話では、中古DVDやゲームなどの売場は、まさにそんな状態になりました。ヨドバシアキバのオーディオ売場ではスピーカーが転がりました。アキモバの北川店長は、あまりにキャビネットが揺れるので、身体を張ってソレを守り続けたそうです。テクノロジアの荒井店長も、同様な話をしてくれました。だれに聞いても、「アレだけ長い間揺れたのは、初めての経験でしたね」と話します。


松井ビル(クリックで2段階拡大)
 小生が心配した老朽ビルは、アキバのカオスぶりを象徴する松井ビルとアキバコタワーでした。松井ビルはたちばな書店があるかと思えば地下に坦々麺の「一鳳」、アキバコタワーには「山本耳かき秋葉原総本店」があれば、一回に豚骨ラーメンの「博多風龍 秋葉原店」といった具合……。どちらも小生が現役店員の時代からあるビルで、神田青果市場の資材置き場として使われていました。余震が続く翌日、アキバに行けば、どちらのビルも無事な様子でした。気がかりが消えて安心してラジ館に行けば、なんと休館。こちらは19日に補修して再開しましたが、ブログを休んでいた間に日本大変な時代になりました。地震・津波に被害を受けた皆様に、心よりお見舞い申し上げるとともに、原発問題が早期解決することを祈っております。

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