2010年11月7日日曜日

記録媒体の購入を考えたなら

磁気研究所の直営店
 アキバでBD、DVD、CD関連の記録メディアを購入するとき、「磁気研究所」、通商、“磁気研”の実売価格をチェックします。1979年3月創業の同社と小生は無縁ではありません。管理職をしていた量販店に、磁気研のセールスさんが営業にきたことがありました。中間管理職の小生は、当時のY上司に取り次ぎました。80年代のアキバでは、それなりに名前が知られた卸元でしたから、磁気研との取引はメリットがある判断したのです。ところが、上司はケンモホロロにセールスさんを追い返しました。小生は呼び出され、「ウチはメーカーと直で(取引)することに決まってんだ。余計な時間を使わせるな!」と怒鳴られました。


 当時、アキバで最大級のフロアを自慢していたショップでしたから、「メーカーと直」とは上司のプライドだったと思います。磁性体媒体は、ソニー、マクセル、TDKなど取引をすることになりました。記録媒体は磁性体から光媒体に変りましたが、磁気研のショップは現在も健闘を続けています。アキバの昭和通改札口を出て、すぐ右側に公園がありますが、その近くの亀谷ビルの1階に、各記録媒体を並べたショップがあります。もう30年以上もブレることなく、記録媒体一筋です。コレだけ長期に渡る経営をすれば、いろいろな噂も聴きました。売掛金を数億円回収できなかったとか……。


 アキバでは小生も、いろいろと痛い目に合っています。懇意にしていたソフト会社のSという管理職に、PC-9801VM2とディスプレイを5台ずつパクられたことがあります。「請求書は会社の方にお願いします」という言葉を信じたのに、代金が支払われません。相手先企業に連絡したら、「Sは先週退社しています。同じような電話があちこちから掛かってきて、当社も困っています」との返事。磁気研が抱えた不良債権とは比較にならないほど少額ですが、小生は潔く責任を負いました。磁気研は、そんな修羅場を乗り越えて、現在では記録媒体の卸元として高いシェアを獲得しています。ノーブランド記録メディアでも、ココのなら安心と、小生は購入してしまいます。

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