2010年11月5日金曜日

アキバすごろくのフリダシとアガリ

1Fと2Fは日高屋です
 アキバ商売すごろくは、路地裏の老朽ビルの階上を起点に、中央通りの路面に進出して、さらに株式公開という“あがり”向かいます。過去にあっては、地下昼食禁止の「ソフマップ」がソレです。現在の中央通りを見ると、絶叫いらっしゃいませの「あきばお~」、けっこう安い。の「イオシス」などが、中央通り進出に成功していますが、「ツクモ」の失敗事例のように、結局は大資本の傘下に(ソフマップもそうなりましたね)絡め獲られることがあります。何故、そんな結果になってしまうのかと言えば、小売店ビジネスがメーカー依存体質にあるからでしょう。
 
 メーカーは売れる小売店であればあるだけ、美辞麗句を並べるばかりか、好取引条件を提示してきます。老朽ビルで健全経営して、運転資金に余裕があったのに、家賃の高い場所に変れば経営体質を変える必要に迫られます。商品には仕入れ金額があり、“爆安”にすればするだけ利益は薄くなりますから、ソレを多売でカバーできないと、経営状態が悪くなるばかりです。アキバには身の丈経営を維持しているお店が数多くありますが、ソコに「設備投資費用や運転資金までご融資いたしますよ」と甘い誘惑がやってくるんです。「よし、ウチの実力を認めてくれた!」と融資話に乗るか乗らないか?
 
マジコン屋去って秋葉弁当来る
 画面を2クリックすれば最大画面になりますが、中央通りの階上には“萌え”系ショップが目立ちはじめています。「熱烈中華食堂 日高屋 秋葉原中央通店」が路面に接しているのが、いすずビルです。中央通りの反対側から見れば、あれれ、そう階上フロアにはメイドカフェの進出が始まっています。「アキモバ」がある小暮末広ビルに目を転じれば、以前から入居している同店以外は、一発当ててやろうと考えたテナントが入居しては、しばらくすると別の店になる状態が続いています。アキバの雑居ビルの入居テナントの定点観測は面白いですよ。やってみてください。

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