2010年4月5日月曜日

肉の万世ビュー

 肉の万世5階は焼肉の「万世牧場」。小生、昼食のために、たまに立ち寄ります。座るのは、空いていれば、いつでも中央通りを正面から見下ろせる席です。画像は、まさにソコで撮影したもの。現役時代は最上階で鉄板焼きなどをご馳走になりましたが、デフレ不況となっては、今は昔の物語です。


 現在「万世」の看板などに使われている意匠、は大阪万博のポスターをデザインした福田繁雄氏。一部で有名なキャラクター(モーちゃん)ファンを何人か知っていますが、これと包装紙などのオリジナルデザインは絵本作家の林義雄氏。有名人を使うからには不況知らずと思ったら、駅至近の飲食店にお客を奪われているとか。


 万世は戦後、電機部品商・鹿野無線が母体となって営業をはじめました。やはりアキバですね。ドッジ・ライン不況の1949年、精肉・コロッケを扱う「万世」に業種転換。飲食店数の少なかった当時のアキバで、唯一、マトモなお店として支持されました。ハンドカットされた「万かつサンド」は、後楽園球場や小田急ロマンスカーの車内販売で知名度を広げました。


 現在は自社直営牧場の経営までしています。食肉卸売業だけでなく、ステーキ・ハム・肉料理調味料、関東一円のレストランと手広く営業しています。ココのパーコー麺が好きというアキバ店員を知っています。たしかに肉好きにはたまらないと思いますが、小生はスープに不満を抱いています。肉に負けないだけの深味が欲しいんです。アキバで取材を受けるとき、万世地下の居酒屋を利用することも多いですね。


 アキバの本店はフロアごとに売り物を変えています。まんカツさんども売る精肉惣菜店とラーメン、洋食、焼肉、ステーキレストラン、バー、居酒屋といった具合です。景色の良い階上に向かうほど、食事料金が高くなります。景色とは、さきほどの中央通りを正面から見える席もそうですが、総武線と中央線の走る様子を眼下に眺められる席もあります。

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