2010年2月21日日曜日

アキバパッシング


 アキバの路地裏店の店頭・店内に、中古のノートPCやパーツを並べているお店があります。いわゆるジャンク品で、購入するしないは自己責任です。自宅で通電してみたら不具合品だったという場合でも、返品にも交換にも応じないが原則。どこから仕入れているのでしょうか?
 
 まず、ノートPCのモデルを確認します。大半が3年ほど以前のA4ノートか、店頭から消えたパーツ品です。お店が動作保証してあるものは値段が高く、ジャンク扱いのものは異様な安さ。知人は「ジャンク買いはスリルを味わえる」と話します。正常動作するものが多いんですが。

 ジャンク品は、これまで大手メーカーなどが卸していました。ところが、このところ入荷数がめっきり減っています。理由はアジア系の業者の進出です。アキバのショップに卸さずに、海外の業者に大量に売り渡すのです。一括で引き受けてくれるので、合理性が高い次第です。

 アキバでジャンク品を大量売買していた外国人たちに知恵がついたのです。メーカーとコネクションを保てれば、中国あたりに個人輸出する必要がありません。最近では最新パーツの流通も見られます。結果、ジャンク品価格が急落して商売になりません。店舗数も減少中です。

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