2007年8月20日月曜日

駒込でもう一串たのもか戸惑う

発車メロディーが「さくらさくら」の駅が駒込です。駅近くの染井村は江戸時代に植木市があり、ソメイヨシノ発祥地。お花見のサクラの大半を産み出した場所なのですが、山手線の各駅と比較すると地味な印象を受ける駅だと思います。ただし、自然観察が大好きというヒトなら、この駅の立地が派手さと無縁だと理解できます。

駒込は言うなれば周囲を学校と庭園などに囲まれた場所です。女子栄養大、聖学園、小石川高校などがあるなかで、自然を求めたいなら駅から徒歩5分ほどにある六義園に行くべきです。小石川後楽園と六義園は江戸の二大庭園です。六義園は柳沢吉保自ら設計、指揮した庭園で、平坦だった場所を7年かけて造ったそうです。

「回遊式築山泉水庭園」を拝見するのに7年は掛かりません。あれよと簡単に一周できます。当時の造園職人さんに敬意を払うなら、簡単に歩くことは止めましょう。六義とは中国の古い漢詩集「毛詩」の「詩の六義」に因んでいます。風・賦・比・興・雅・頌の分類法を、紀貫之が和に転用。和歌の「六体」に由来しています。

JR駒込駅東口に「東京やきとり亭」というお店があります。名前の通り焼き鳥屋さんですが、17時からの営業です。六義園帰りに立ち寄るのはいかがでしょうか?本店は銀座にありますが、店名に東京と付けながら、食材は名古屋コーチン。焼き鳥レストランですね。入店すれば、まず値段に驚きます。一串380円の焼き鳥なのです。

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