2007年8月28日火曜日

奇妙に出会える御徒町

御徒町は上野と秋葉原に挟まれていますが、見所がたくさんある駅です。上野方向の北口からは、吉池、アメ横入り口が見えますし、昭和通り方向に歩けば、ディスカウントストアの多慶屋、寄席の鈴本演芸場、松坂屋上野店、受験の神様・湯島天満宮、不忍池音楽堂、本当の金持ちの邸宅跡旧岩崎庭園に行くことができます。

秋葉原方向の南口からは吉池お魚館という吉池の別館に出かけるのに便利です。なんだ魚屋かとあなどってはいけません。吉池お魚館では、あなたが見たことがない食材に必ず出会えると保証します。夏場には殻つきのウニやフジツボなども売るときがあります。貴金属・宝石問屋街のジュエリータウンおかちまちも南口が便利。

アメ横は奇妙な街です。第二次大戦後、旧満州からの引揚者が米軍の払い下げ物資を売りたたく露店を営んだからアメリカ横町がこの名称の由来とする説がありますが、払い下げ物資など売る店は既に消えています。築地場外のような雰囲気のなかに化粧品、輸入品、菓子、ゴルフ用品、ブランド品を売る店々が並んでいます。

鈴本演芸場は1857年に講談専門の「軍談席本牧亭」が端緒。明治時代に席亭に苗字が許され、鈴木姓と本牧から「鈴本演芸場」と改名しました。昼席と夜席があり、エスカレーターで上がった館内は小さな映画館の体を想像しましょう。昼席に酔っ払った団体が入場していると、芸人と酔っ払いの言い合いで笑えるときもあります。

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