2007年8月20日月曜日

地蔵のためなら死もまた楽しい巣鴨

巣鴨といえば「お年寄りの原宿」と呼ばれています。原宿の「竹下通り」に匹敵するのは「巣鴨地蔵通り商店街」。都営地下鉄の巣鴨駅近くから、都電「庚申塚停留所」あたりまで全長約780メートルもある商店街です。もっとも有名な「とげぬき地蔵」のある高岩寺は巣鴨寄り。便利なほうに商店街は賑わいを見せてくれます。

何度か散歩していますが、多分、賃貸料が高いであろう巣鴨駅近くには、結構、有名店が並んでいます。お年寄りが愛する塩大福は、食べてみればわかりますが、フツーに甘い食べ物です。身体を温める効果があるとされる真っ赤な下着も、冷静に考えたら、自分ちにあるTシャツを赤く染めても効果は同じことになるでしょうね。

観光地では有名店やFC店を避け、地元に根付いた食べ物屋さんに入店します。「ときわ食堂」は人生を下手に生きてきた暗さ漂う方々が憩う大衆食堂です。とげぬき地蔵を通りこして左側を見ていれば見つかります。450円のホッケ開き定食は、奇をてらうことをしません。元気なお年寄りを羨ましく眺めている目がありました。

JR巣鴨駅近くに「成文堂 巣鴨駅前店」があります。大規模な書店じゃないですが、巣鴨顧客ニーズに応えた品揃えに感動です。「般若心経 脳ドリルえんぴつ写経」が、入り口脇の目立つ場所に並んでいました。「脳トレ」シリーズの川島隆太氏が監修した脳を鍛える本です。死ぬまで鍛錬する矛盾をヒトは容認するのですね。

0 件のコメント: