2007年8月7日火曜日

恵比寿の記憶は立ち食いそば

恵比寿駅も記憶に残っている場所です。もっとも印象に残っているのは、駅から徒歩5分ほどのアパートに住んでいた友人との語らいです。青臭い議論をいていました。明大の学生だった彼とは、あちらこちらで飲みました。小生の六本木デビューも彼の存在があったからです。深夜の六本木のネオンは外国にいる雰囲気でした。

恵比寿駅近くの路地を入った場所の立ち食いそば屋も記憶に残っています。現在の恵比寿はラーメン激戦区ですが、当時の空腹を満たしてくれたのは、安価な立ち食いそばです。「月見きつねそば」が豪華な食べ物でした。当時は没個性的な「アトレ」は建っていません。駅前のロータリーにローカルな空気が流れていました。

「アトレ」は東京圏駅ビル開発が経営するJR系のステーションビルです。JRは駅ナカだけでなく駅ソトにも積極的に進出中です。民間会社となりましたから、どんな商業施設を作るのも自由ですが、進出した場所は没個性化します。また周辺の商店街に悪影響も及ぼします。国民全体の共有資産企業の民営化が国民を苦しめます。

恵比寿駅から中目黒駅まで、かつて散歩しました。最初のうちは、だらだらとした上り坂ですが、中目黒駅が近づくにつれて急勾配の下り坂になります。坂を下りきれば目黒川が流れています。恵比寿駅から山手線の外側を商店街沿いに歩いていくだけです。派手な恵比寿ガーデンプレイスと異なった下町感覚に溢れた場所です。


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